犬と一緒に暮らす家

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犬と一緒に暮らす家

犬と一緒に暮らす家

ひと昔前は、犬は外の犬小屋で飼われていることがほとんどでした。
リビングルームや寝室に、一緒に暮らすようになってきたのはいつからでしょうか。
犬はペットではなく、家族として迎えるようになりました。
そうは言っても、人とは違い動物です。習性も違う生き物です。
そこで今回は、人と犬が一緒に暮らす家について考えてみました。
まず、犬の習性について調べてみました。

  1. 敵意
  2. 遠吠え
  3. マーキング
  4. 片足をあげておしっこ
  5. 穴を掘る
  6. マウンティング
  7. 収集癖
  8. 地面に体をこすりつける

などと言われています。

②の吠えることを想定して、防音に気を付けて家を造る。これはご近所との騒音トラブルにも発展してしまう可能性があるため、重要な問題と言えるでしょう。無駄吠えをしないように、小さいころから躾けることも重要ですが、なかなか難しいものです。
家つくりの中で防音設計というと、窓・サッシや壁・床でしょうか。

まず、窓から出る騒音の多くは、窓ガラスから伝わるものよりも、サッシの隙間からでるものが圧倒的に多いそうです。少し開け閉めするには重いかもしれませんが、防音を考えると二重の窓ガラスにし、隙間の少ないタイプの防音サッシにすることをオススメいたします。
壁や床には防音のパネル・マットを取り付ける。今は防音のカーテンもあるそうですが、効果は少ないように思いますね。

③のマーキング
④の足をあげておしっこ
で家つくりで注意すべきことは、消臭です。
犬のおしっこの匂いも気になるところですが、犬の動物臭(体臭)も家族以外の方がいらしたときは、一番気になるようです。
犬の体内から放出される油脂分やたんぱく質が匂いの原因と言われています。
消臭素材を家つくりに取り入れるには、匂いを吸着する効果がある壁紙・タイル・塗り壁がおすすめです。
今は消臭加工の壁紙もありますし、珪藻土や消臭効果のある漆喰もあります。
この珪藻土と漆喰は、調湿効果があります。匂いは湿度が多いと留まりやすくなります。
つまり、湿度が多いと匂いを強く感じるのです。

また、畳でも強化和紙の畳があり、ペットが粗相をしてしまっても、拭き取りしやすく匂い残りが少ないものもあります。
最後に、換気も消臭にとっては大きくかかわってきます。
そのため、窓の位置やドアの開き方にも十分考慮した方がよいでしょう。
なかなか難しいかもしれませんが、年間を通して、風の多く入る方角を調べ、風の通り道を考えて窓を設置すると、消臭効果の高い家つくりができることは間違いないでしょう。

①片開き窓
②引き違い窓
③縦すべり窓
④滑り出し窓

最近は、色々な窓のタイプがあり、場所や用途によって使い分けることができます。
引き違い窓よりも、片開き窓・縦すべり窓の方がより多く風を取り込むことができます。また、高い位置には滑り出し窓をつけることにより、効率的に換気をすることができるため、部屋の空気を入れ替える=消臭につながるというわけです。

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