建築でよく使われる単位について

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建築でよく使われる単位について

こんにちは、インプルホームの堀川です。
今回は建築でよく使われる単位について書きたいと思います。
 TVの番組の物件紹介や、芸能人のお宅の敷地の大きさを説明しているときや、新築で住宅を持ったり、リフォームを考えたりするに専門職の方から聞く、「〇坪」「〇畳」「〇尺」って結局のところ大きさどのくらいだろうと疑問に思ったことありませんか?建築業界や不動産業界の人ならば馴染みのある単位なのですが、一般の人では正直なところ大きさのイメージが容易にはできないかと思います。そこで、建築でよく使われる単位について説明していきます。覚えておけば、インターネットが普及されて実物の大きさが目で見られないことが増えて現代では多くの場面で役立つことがあると思います。

■尺貫法について

 まず建築業界では、尺貫法と呼ばれる単位系をよく使います。家具を購入したり、DIYする際のホームセンターで買う材料の「1820mm」「910mm」「303mm」の長さは尺貫法をメートル法に換算した長さ表記になります。では、その尺貫法の長さがどれくらいかといいますと

上記のようになります。こうしてみると昔話に出てくる一寸法師は500円玉(直径2.65cm)より少し大きいくらいのサイズでとても小さいことがわかります。また日本の木管楽器である尺八は標準の長さが一尺八寸(約54cm)であることから尺八と呼ばれているそうです。

■「1畳」「1坪」の広さ

 次に長さの単位よりもよく見聞きする「畳」「坪」についてみていきましょう。

前項の表でいうと、3尺×6尺(一間)になってますね。一畳は字のまま畳一枚分の大きさだと想像つきやすいと思いますが、一坪はなんと畳が2枚分つまり「二畳=一坪」だったのです!イメージでいうと一坪は大人二人が横になることができる広さだと想像した方がわかりやすいかもしれません。

■「坪」「畳」「㎥」の換算

坪数、畳数、㎥、それぞれをそれぞれに対して「一畳を1.65㎡」換算すると


「㎡」で換算「畳」で換算
1坪3.3㎡2畳
10坪33.05㎡20畳
20坪66.11㎡40畳
30坪99.17㎡60畳
40坪132.23㎡80畳
50坪165.28㎡100畳

基本的な広さは、上記のようになりますが畳の大きさには地域や年代によって異なることあり、

表のように「京間」「中京間」「江戸間」「団地間」と4種類に分かれます。中京間が一般的に使われることが多いのですが関西では京間、関東では江戸間が多いのは畳サイズの元になる単位の「一間」の長さが時代によって変化したことによる影響だと言われております。京間が多い関西から江戸間の多い関東に引っ越してくると同じ6畳でも狭く感じてしまうのは間取りや空間のつくり以外にもこういった要素が影響を与えているからかもしれません。

■まとめ

 ここまでいかがだったでしょうか。見聞きすることがあっても実際どのくらいの大きさなのか想像できたりすると、普段なんとなく情報として取り入れていることがまた一つ違った視点で見ることができて面白いとおもいませんか?人間は両手を広げた長さが大体身長と同じくらいだと言われています。そうすると、両手を広げて少し余るくらいがおおよそ一間1820mmということになりますね。メジャーなどで測るのが正確かもしれませんが、買い物の際にメジャーを持っているとは限りません、そんな時、体を使って「大体このくらいだから買ってもよさそう」とか実物の見れないネットショッピングでも「届いても問題なさそうだな」と活用して判断できるかもしれないですね。

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