「住宅リフォーム市場規模推移と予測」について考えてみました。

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「住宅リフォーム市場規模推移と予測」について考えてみました。

こんにちは、インプルホーム代表の森田です。
今回は「住宅リフォーム市場規模推移と予測」について書きたいと思います。

こちらのグラフは、矢野経済研究所が2022年7月に発表している、住宅リフォーム市場規模推移と予測のグラフです。

矢野経済研究所の発表では、以下のように述べられています。

“2022年は、観光需要喚起策などにより外向きの消費(旅行、外食等)が増加することで、リフォーム需要が減少することが考えられる。加えて、食品や日用品をはじめとする消費財の物価高騰による家計支出全体の縮小、それに伴い不要不急の支出減少、更に建築資材高騰によるリフォーム工事費の上昇などがマイナスに働くことで、市場縮小は避けられないとみている。

2023年は、団塊ジュニア世代がリフォーム適齢期に突入しているなど、リフォームのトレンドは高まる傾向にあるが、世帯数がピークアウトし始めることから、成長が鈍化していくものと予測する。“

住宅リフォーム市場規模は、広義では7兆円以上とも言われていて、これから益々需要が伸びると期待されているとの事は、10年以上も前から言われていた事ですが、実際には7兆円を超えた事はなく、今後も予測される推移としては、横ばいもしくは微増程度とされています。

上記のグラフは、同じく矢野経済研究所による2030年までの長期予測となりますが、ご覧の通り6.8兆円程度までの成長予測となっています。

しかし、実際に都内や首都圏の住宅リフォーム業界で実務にあたっていると、需要は留まるところがなく、需要が鈍化しているとの実感はありません。

むしろ現場は常に忙しく、単品の水廻り工事であっても、1~2ヵ月待ちという状況は珍しくありません。

特に昨年はコロナ禍において、中国上海のロックダウンなどの影響もあり、商品が手に入らない状況もあり、とても困惑させられました。

またメーカー各社が、原材料の高騰などを受けて、段階的に商品値上げに踏み切り、その度に駆け込み需要による品薄状態や配送便パンク状態など、様々な影響を受けて現場は大混乱となっていました。

その他にも職人さんの不足による、現場稼働率の低下などもあります。

総務省の発表によると、「大工」の人口は2010年40万2120人であったのが、2015年には35万3980人、2020年には29万7900人となったとの事です。

実に10年で10万人以上も減少しています。大工以外の職人においても、現場では人手が足らず、稼働率が低下している実態もあると考えられます。

つまり、需要はあるものの商品の不足、職人の不足により、市場規模の成長が鈍化しているとも言えると思います。これからの住宅リフォーム業界では、商品の調達力や職人の確保がとても重要だと言う事です。

私たちインプルホームでは、長年お付き合いのある問屋さんによる商品調達ルート、職人さん達との強固なネットワークなど、大勢の協力業者と連携しており、大手さんには出来ない小回りを利かせた対応をさせて頂きます。

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