女性に多い頭痛

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女性に多い頭痛

季節の変わり目や雨降る前日、頭痛に悩まされている方が多いと思いますが女性に多い片頭痛はなぜ女性に多いのか、主に、女性ホルモンの変動が大きく影響している為です。

頭痛には片頭痛と緊張型頭痛といわれるものがあり、痛み方から、原因、対処方法もことなります。ではそれぞれの頭痛の理由や対処方法をあげてみました。

片頭痛の主な理由

女性ホルモンの変動月経の周期に伴うエストロゲン(※1)の低下や変動が片頭痛の引き金になります

セロトニンの減少エストロゲンが減少すると、脳内のセロトニンも減少しやすくなります。セロトニン※2)は血管を収縮させ痛みを押さえる働きがあるため、これが減少すると痛みに敏感になり、血管が拡張して片頭痛が起こりやすくなります。

ライフステージ:思春期以降、特に月経が始まる女性の比率がたかまります。妊娠中期・後期にはエストロゲンの変動が安定するため片頭痛が軽減し、産後にエストロゲンが急減すると悪化する傾向があります。閉経期にはエストロゲンが変動しやすい為、片頭痛がひどくなることもあります。

社会的/精神的ストレス:30~40代の女性は、仕事、育児、介護など複数の役割を抱えることが多く、社会的なストレスも片頭痛の要因となりえます。

遺伝的要因:遺伝的にも片頭痛は女性に多いことが明らかになっており、母親から娘へ遺伝する確率が高いとされています。

貧血:女性に多い貧血も片頭痛の誘因となり、脳への酸素供給が減り血管が拡張して、痛みを引き起こすことがあります。

首の筋肉の薄さ:女性は男性に比べて首の筋肉が薄く、頭を支える負担が大きいため、首や肩への負担が片頭痛につながる可能性も指摘されています。

片頭痛を和らげるにはどうすれば良いでしょうか。

ひやす:こめかみや額を冷たいタオル、冷却シートで冷やす。温めると症状が悪化することがあるため、入浴やマッサージはさけてください。

安静にする:体を動かすと痛みが悪化するため、無理に動かず、静かに休みます。

光/音/においを避ける:暗く静かな部屋で休むことが大切です。

カフェインを摂る(注意が必要):痛み初めに血管を収縮させる効果のあるカフェインを含む飲み物(コーヒー、紅茶、抹茶など)を適量摂ると、痛みが和らぐことがあります。ただし、飲みすぎや依存には注意が必要です。

薬を服用する:痛みが始まったらできるだけ早く市販の鎮痛剤(軽度の場合)や、医師から処方されたトリプタン系薬剤(※3)を服用すると効果的です。

緊張性頭痛の主な理由

精神的/身体的ストレス:ストレスや不安が、頭や首、肩の筋肉の持続的な緊張を引き起こします。

姿勢の悪さ:長時間同じ姿勢を続けることや、猫背、長時間のスマホ使用が筋肉に負担をかけます。

運動不足:適度な運動をしないと血行が悪くなり、筋肉に疲労物質がたまりやすくなります。

睡眠不足/疲労:十分な休息が取れないと、全身の疲労が蓄積し、頭痛が起きやすくなります。

その他:眼精疲労、歯痛、外レートネック、睡眠障害、顎関節症なども原因となることがあります。

緊張性頭痛をやわらげるには??

体を温める:お風呂にゆっくり使って体を温めたり蒸しタオルなどで首や肩を温める

体を動かす:デスクワークの合間に首や肩を回す、伸びをするなどのストレッチをしてクビ廻りの筋肉をほぐすための簡単な体操を行うことや首をマッサージする。

ストレッチなどのケア:適度な運動(散歩など)や気分転換になる活動を取り入れることや深呼吸をしてリラックスする時間を作る。

薬物療法:市販薬、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(ロキソニンなど)といった鎮痛薬が有効な場合があります。

そんな緊張性頭痛を和らげるのに効果的なバスタイム

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(*1)
エストロゲンって何?
・女性ホルモンの1つで、女性らしさの形成、生殖器の発達や子宮内膜の準備など「卵胞ホルモン」です。肌のハリやツヤ、骨の健康維持、自律神経の安定にも関与し、又の名を「美人ホルモン」とも呼ばれます。

(*2)
セロトニンって何?
・「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内の神経伝達物質で、精神を安定させ、心のバランスを保つ重要な働きをします。不足するとイライラしたり不安を感じやすくなったり、抑うつ状態や不眠、意欲低下などを引き起こすことがあります。睡眠のリズム調節や痛みの抑制、食欲のコントロールなど、心身の健康維持に不可欠な物質です。

(*3)
トリプタン系薬剤って何?
・片頭痛の急性期治療薬で、拡張した脳の血管を収縮させ、痛みを押さえる薬です。